住み替えの方法~④住み替えにかかる費用とは

前回、住み替えをする場合、きちんとした資金計画を立てることが重要だとお話しさせていただきましたが、資金計画をたてるためには、住み替えに費用がいくらかかるのかを把握する必要があります。

家の住み替えでは、家の売却と購入、両方に費用がかかります。

では、それぞれどのようなものがあるのかみていきたいと思います。

住み替えの方法~④住み替えにかかる費用とは

|売却にかかる費用

・仲介手数料

 不動産会社への仲介業務の報酬(売却価格×3%+6万円+消費税)

・印紙税

 売買契約書や領収証に課税される税金(記載金額によって変わる 国税局のHPで印紙税額を確認

・登記費用(抵当権抹消)

 司法書士に依頼した場合の、ローン完済後に抵当権を抹消するための費用

 (土地と建物1筆ずつの不動産のケースで約1万円~1万5千円)

・譲渡所得税・住民税・復興特別税

 不動産を売って得た譲渡所得(※)に対して課される税金(不動産の所有期間により軽減税率の特例有り)

   ※譲渡所得=不動産の売却価格 ー (不動産購入時にかかった諸費用 + 売却にかかった諸費用)で算出

・住宅ローン一括返済時の手数料

 住宅ローンを一括返済した時の、借り入れ機関への支払い手数料

・解体・リフォーム代

・引っ越し費用

 

等があり、だいたい売却価格の5~7%位をみておけばいいでしょう。

|購入にかかる費用

・仲介手数料(売却時と同様)

・印紙税(売却時と同様)

・保険料

 火災保険、地震保険の保険料

・登記関連費用

 所有権移転登記登記、抵当権設定登記時の司法書士への報酬と登録免許税

・住宅ローン関連費用

 融資時に金融機関に支払う手数料(約3万円~5万円)や保証料金(借入額の約2%)

・その他税金

 不動産取得税、固定資産税、都市計画税、消費税 等

・引っ越し費用

・手付金、申込証拠金

等で、購入価格の5~8%位といわれています。

 

資金計画を立てる際には、売買金額の他に費用がいくらくらいかかるのかきちんと把握しておきましょう。

一覧に戻る